MOA美術館
古賀市児童作品展

2024年当作品展について

10周年に寄せて

このたびは「MOA美術館古賀市児童作品展」が10周年を迎えられましたことを、心よりお慶び申し上げます。 成長期における子どもたちにとって、芸術的な創作活動は、自分で答えをつくりだしていくという貴重な学びであり、この不確実で見通しがつかない社会を生き抜くうえで、ますます重要な力となってきております。また、創造性をはぐくむことは、感受性を高め、他者との多様な価値観を認め合うといった、柔軟な発想ができる心豊かな成長へとつながるものと思っております。 実行委員会の皆様方は、これまで、家庭・学校・地域・行政と共働し、多くの企業・団体やボランティアとともに、活動を展開されてきました。その取組が評価され、2021年「第32回MOA美術館全国児童作品展」にて、団体として「厚生労働大臣賞」を受賞されているとおり、長年、子どもたちのために「美しい」と感じる「心」を作品として表現する機会、そして、制作した「作品」を発表(展示)する場をご提供いただいていることに、改めて深く感謝を申し上げるところです。 今後も、子どもたちが文化芸術活動をとおして、感性と心の豊かさをはぐくむ経験を重ねながら、自らの力で夢と希望を抱いて未来へはばたけるきっかけを、ともに創出していきましょう。

古賀市教育委員会
教育長 長谷川清孝

10周年の歩み

移動展示会場

1999(H11) MOA美術館福岡児童作品展に参加(最初は20点ほどの出展)
以後毎年参加 徐々に出展数が増える
2013(H25) 「古賀アートフレンズ25」発足 古賀市在住の児童を対象に絵画の創作活動を奨励するために、福岡の児童作品展より独立開催をめざす
2014(H26) 第1回MOA美術館古賀市児童作品展開催 「絵画で古賀を元気にする!」プロジェクトを立ち上げる ・児童の生きる力を育み、地域社会と共働して児童の健全育成の一助となることを願いとする ・以後、市内数か所の移動展示を行う MOA美術館児童作品展全国展に毎年大賞の絵を出展
2016(H28) MOA美術館児童作品展in九州国立博物館開催始まる 東南アジアの国々との国際交流展 古賀市より毎年2点出展 小野小学校2年(当時)の児童が全国展で文部科学大臣賞受賞
2020(R2) コロナ禍により中止(この間に今までの歩みを整理・書面化し、今後の方向と運営マニュアルを作成)
2022(R4) イオンでの展示再開(ホームページでの展示は継続)

この間、ご家庭・学校・地域・行政の皆様の協力、多くの企業・団体さまからの協賛、審査の先生、市民のボランティアの方等多くの方々のご支援に感謝申しあげます。